近年では、
東北大震災で空気中の
放射線濃度が高まったり、
地震や自然災害などで
水道管が破裂してしまったりと、
水道水は安全なのかどうか、
気になるところですよね。
実際には、日本の水道水は
いたって安全です。
水道水には、「水道法」によって
水質基準が定められており、
家や公共工事・企業の水道工事などでは、
工事が完了したら、
必ず水質に関する調査を行い、
資料を提出する決まりになっています。
厚生労働省でも、
生涯水道水を飲み続けても
健康を損ねることのない、
安全な水道水を供給するために、
厳しい基準を出しています。
その基準は、
WHOに基づいて作成されているため、
日本の水道水を飲んでも、
体に害はありません。
それでも、ウォーターサーバーを購入し
お水を飲んでいる方は
いらっしゃいますよね。
それは、水道水が危険であると
言われている理由があるからです。
その多くは、水道水に含まれる
鉛やトリハロメタンが
原因とされています。
しかし、日本の水道水には
厳しい基準がありますので、
どちらかと言えば、鉛でいうと
ミネラルウォーターの方が
多く含まれている危険があります。
トリハロメタンは、
水質調査で、
1リットルに含まれるトリハロメタンは
0.1ミリグラム以下とされていて、
蛇口から採取された水を検査しています。
トリハロメタンそのものも、
揮発性が高いもので、
沸かすとほどんど消えてしまうので、
心配はありませんし、浄水処理の段階で、
トリハロメタンが含まれないよう
殺菌し極めて低いレベルにまで
抑えられているのです。
しかし、古いタイプのビルや
マンションでは、
貯水タンクの掃除を怠り、
水道水が不衛生になるということも
あるので注意は必要です。
管理している会社などに、
調査を依頼するなどの対策は
必要かもしれませんね。